「セットブレイク・ルール」の採用について

先に開催された国際テニス連盟年次総会において、本年度当初より、全豪オープン、デ杯等の国際大会で、試験的に実施されていた、この規則が、正規の規則として恒久的なものになることが決定しました。JTAでは、恒久的規則になり次第実施する予定でしたので、早速これにとりくむことになりました

規則の内容は下記のとおりです。

1. 各セットとも、セットが終了したら、スコアに関係なくプレーヤーはいったんベンチへ引き上げ、2分間の休憩を取る。休憩後、前のセットが偶数ゲーム(例えば6-4)で終わっていたら元のエンドに戻り、奇数ゲーム(例えば6-3)で終わっていたらエンドを交代して次のセットを開始する。
*1分30秒経過したとき、審判が「タイム」をアナウンスする。

2. 各セットとも第1ゲーム終了後は、休憩(1分30秒)せず、すぐエンドを交代して第2ゲームを始める。休憩は、第3ゲーム終了後から取れる。(1分30秒)
*第1ゲーム終了後のエンド交代は、タイブレーク中のエンド交代と同じ要領である。ベンチに座ることは許されない。
また、第1ゲーム後の休憩なしは、8ゲームプロセット、1セットマッチなどにも適用してください。



上記規則は、2001年版の「テニス規則」、「規則30」連続的プレー及び休憩、の中に記載されます。JTAも「コートの友2001年版」から記載しますが、本規則が定着するまで、これを「セットブレーク・ルール」と呼ぶことにします。
実施については、できるところから実施していただきますようお願いいたします。本規則の性格上、採用開始時期が、地域ごとに、また同地域内で大会ごとにばらついても、何の問題もありませんので、大会出場選手、審判員などへの周知徹底をはかりながらお進めください。因みに、全日本選手権大会、国体、都市対抗大会等のJTA主催大会ではこれを採用します。